私の語るノーファンデ主義は、ただスッピンでいればよい、というものではありません。そして、「ファンデーション=悪」と言いたいわけでもありません。私の年齢で、スッピンで何も手入れをしないのでは、ただの地味なオバサンに見えるだけ。それでは大人の女性としてマナー違反です。「人は見かけが9割」と言われますが、私もこれは「その通り!」と大賛成。男性は年齢を重ねることで、経験や人生の重みが年輪のようにシワに刻まれていき、尊敬の対象へとなっていきますが、女性はそうではありません。日本の場合、年齢を重ねた女性ほど、実年齢を隠したがり、若くてピチピチした肌の女性が世間からちやほやともてはやされています。アメリカマダムたかが、素肌を出して素足で街を歩いていると、女としての美しさや色気を感じるものですが、日本の現状は少し違っています。ですから私は年齢を重ねても尊敬されるような、美しさの減らない女を目指していきたいと思います。それも、メイクやエステで作り固めた美ではなく、ありのままでも美しさを感じられるようなもの。それができるのが、肌本来のツヤや美しさが最大の魅力になるノーファンデ主義です。年齢をいい訳にせず、「隠さない」「ありのままの自分を見せる」という潔い生き様と精神が、ノーファンデ主義の根底には流れているのです。私の語るノーファンデ主義では、日々培ったツヤ肌をベースに、シミなどを目立だせないポイントメイクで立体的に演出します。それは、若いだけの肌やフルメイクにも負けない魅力的な顔立ちに仕上げることなのです。大人の「美」は身だしなみ。ノーファンデ主義で培った素肌美で、いくつになっても女性の品格を見せつけてほしいと思います。