マンションのプラン上の条件も、いくつかあります。総戸数300戸以上の規模の大きいマンションや超高層マンションは、値下がりしにくいという結果が出ています。もっとも、1994年に首都圏で新築分譲されたマンションという前提ですが。当時は、商品企画を凝らした大規模マンションや超高層マンションが出始めたころで、今よりも希少性があったという背景を考慮したほうがいいかもしれません。それを差し引いても、地元で知名度の高い大規模マンションやタワーマンションなら、そこに住みたいと思う人も多いでしょうから、値下がりしにくいと考えられます。また、分譲時の価格が高いマンションは、値下がりしにくいという結果もあります。いわゆる高級マンションは、人気エリアに立地し、一般のマンションよりもグレードの高い造りをしていますから、根強い人気があるわけです。また、実は、面積によっても違いが出ます。最近ニーズが高かったのは、広めのファミリータイプです。最近の新築マンションでは、70平方メートル台や80平方メートル台の広さが多く販売されています。そうした時代背景を受けて、中古マンションもこの広さに人気があって、値下がりしにくかったという結果が出ています。ただし、「広さ」ありきではなく、「人気」ありきです。都心に立地し、シングル世帯が多い場所なら、50平方メートル未満のコンパクトなタイプがニーズが高いということもあるでしょう。