「やる気がないならやめなさい!」の「やる気」とは?

2011.09.08

ふだんから「追い風」のつもりで小言ばかり言っていると、小言がどんどんエスカレー卜していき、そのうちまったく効き目がなくなります。小四の頃は「やる気がないのなら塾も受験もやめてしまいなさい!」と親が言うと、たいていの子どもは「お母さん、ごめんなさい。ぼく、頑張るからやめさせないで!」と涙ながらに訴えますが、小六くらいになると「ははあん、また、その手できたか。どうせやめさせる気なんて、これっぽっちもないくせに!」と親の手の内が読めて、「うん、ぼく、やめる!」と言うようになります。こうなると親には切るカードがもうないので、「ほんと?ほんとに受験をやめるの?‥あなた、それでいいの?本当にそれでいいの?お母さんは……お母さんは……」と親のほうが泣いてしまうことになります。子どもがそれを見かねて、「お母さん、ぼく、ちゃんとやるからもう泣かないで」となぐさめる。これではどちらが子どもだかわかりません。親に気をつかって子どもに勉強してもらうという形をつくってはいけません。