日本の学校英語ほど文法が重視されていない

2011.08.05

英米で英語を学んだ経験があれば、日本の学校英語ほど文法が重視されていないことにも気づいているはずだ。文法を学ばなくても英語はうまくなるともいえる。このように批判や疑問の声はあるが、外国語として英語を学ぶ際には、文法知識が欠かせないのも事実だ。英文法の基礎になったラテン語やギリシャ語の文法にしても、それらを母語にしない人たちが学ぶようになって発達してきている。外国語としてラテン語やギリシャ語を学ぶ際には、文法が役立つし、きわめて重要にもなるのだ。この点は、日本語について考えてみればすぐにわかる。日本語が母語の場合、日本語文法を知らなくても通常なら不自由はしない。文法を知らなくても会話はできるし、本は読めるし、文章を書くこともできる。ところが、おなじ日本語でも古語になると、文法知識が必要になる。文法知識がないと、源氏物語は読めないし、まして万葉集は読めない。