年収二百万円以下の人口は千万人を超えている

2012.01.05

いまや給与所得者のうちで、年収二百万円以下の人口は千万人を超えています。年収二百万円以下では、共働きでない限り、子どもを育てるどころか、家庭生活を維持するのも困難でしょう。政府が崩壊し、財閥も解体されて、国民が貧乏という点で平等になった、先の大戦直後のような時代ならともかく、ヒエラルキーはとっくに完成しています。あとからきた者には、三角形の底辺にしかパズルのピースをはめる場所はないのです。それなのに世間では、「努力しだいでなんとかなる」という前時代的な言説がまかり通っています。努力とはなにか。広辞苑をひくと「目標実現のため、心身を労してつとめること。ほねをおること」とあります。転職サイトの詳細はここが最も参考になると思われます。ここで問題なのは「目標実現のため」という部分です。虫歯を治したいとか、庭に畑を作りたいとかいうような目標なら、努力しだいでなんとかなるでしょうが、仕事で成功したいとか、金持ちになりたいといった目標になると話はちがってきます。むろん努力がいらないというのではなくて、その方向性や効率を考える必要があるということです。たとえば、そのへんの中小企業に入って身を粉にして働けば、そのうち金持ちになるかといえば、まずそんなことはありえません。