八〇〇万円の「価格上の欠陥住宅」

2012.01.23

ハウスメーカーで三〇〇〇万円を取られるということは、設計事務所と工務店に合計二〇〇〇万円を支払ったが、なぜか欠陥住宅となってしまい、その欠陥の修理に八〇〇万円がかかってしまったのと経済的に変わりがない。すなわち、同じ程度の家が、他のルートでは八〇〇万円も安くできるということは、まさに八〇〇万円の「価格上の欠陥住宅」なのである。ハウスメーカーにもそれなりに経費もかかるし、家の出来栄えに対する言い分はある。

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それはそれでかまわない。あとは建築主が自由に決めればよいことである。建築主が「自分はテレビCMに出ているあの家がほしい。そのためならハウスメーカーがウン百万円の利益を上げてもいい」、また「他の見込み客のための各種の経費も支払ってもいい」「割高でもかまわない」、さらには「営業マンが気にいった」「宣伝をしているタレントが好き」というのならば、別にそれでもよいのである。以上のように試算では、ハウスメーカーは下請けの工務店に工事完成高約二〇〇〇万円で造らせた家に、売上総利益を上乗せして、建築主からは売上高として三〇〇〇万円を受け取るわけである。つまり、工事原価率は七〇パーセント以下である。ここで他の資料からも、この工事原価率を裏づける資料を探すと次のようなものがある。